第二朗読:二コリント13・11-13
福音:ヨハネ3・16-18
みなさんおはようございます。
今日は三位一体を説明するために、二つのイメージを使いたいと思います。
一つは、私の子ども時代の家とお母さんの話です。
もう一つは、日本に来てからの、ごはんについてです。
私の家族は人数が多いので、大きな家でした。
アメリカの伝統的な家でした。
少し日本の建築の文化に似ているかもしれません。
日本の古い家屋には一部屋一部屋にふすまがあったように、子供時代の家にもアメリカの昔ながらの木のドアが一部屋一部屋にありました。
しかし、暖炉では家が暖まるのに時間がかかりましたので、クリスマスなど特別な日にだけ暖炉を使用して、普段はボイラーを使っていました。
ドアは部屋を暖めるため以外にも、プライバシーの役割がありました。
例えば、お母さんはお客さんが来た時に、人によってどの部屋に案内するか決めました。
あまり親しくない人が来たときは、応接室に案内しました。
偉い人が来たときはリビングルームに案内しました。
そして家族が来たときはキッチンに案内しました。
私達子供達が学校から戻って、お母さんがどの部屋にいるかで人間関係が分かりました。
例えばおばあちゃんが家に来たときはキッチンに入ってテーブルに座っていました。
私のお母さんは誰でも喜んでおもてなしをしましたが、時によって部屋を使い分けました。
親しい関係の人は最も家の中の方へと入りました。
なぜなら、お母さんとの信頼関係があったからです。
母の習慣で私は三位一体を理解しやすいと思います。
神様の愛を通して私達は創られました。
そして、イエス様の愛を通して、私達の罪の失敗から救いました。
また、私達が愛の道を迷わないように、聖霊を私達の心に入れてくださいました。
天国では、いろいろな部屋があるそうです。
そのイメージから、私はお母さんの習慣を思い出しました。
誰でも歓迎されるためにたくさんの部屋があるそうです。
ですから、一つの家の中にいろいろな部屋があるように、神様の心の中にもいろいろな愛の種類があります。
私が神学生の時、三位一体を理解するために、先生は水のイメージを使いました。
例えば、水はいろいろな形に変化します。
普段は飲む水もありますし、冷たい水は氷です。
温かい水は蒸気になります。
しかし私は日本に来て、ごはんの形を見て、神様の三位一体について考えました。
普通のごはんもあるし、病気の時におかゆのごはんもあるし、お米パンもできますし、また、米から糊を作ることもできるそうです。
それと同じように、神様は私達をいろいろな方法で愛し、助けてくださいます。
素晴らしいことですね。
兄弟姉妹のみなさん、私達は神様の子供達です。
イエス様の姉妹と兄弟たちです。
私達も三位一体の兄弟なので、彼らと同じように愛一杯の生活を過ごすべきです。
どうぞみなさん、いろいろな方法で周りの人々に神様の愛を示しましょう。