2017年3月26日日曜日

四旬節第4主日

第一朗読:サムエル上16・1b、6-7、10-13a
第二朗読:エフェソ5・8-14
福音:ヨハネ9・1、6-9、13-17、34-38


皆さんおはようございます。
今日から御復活まで残り21日です。
四旬節も半分旅しました。
教会の伝統として、皆さんが少し楽になるために、今日は喜びの主日、またはローズの日曜日と言います。
ですから今日はピンクを着ました。
先ほど読んだ長い福音の物語は、見ることについてです。
しかし、時々私達は目が見えますが、本当は見えていない問題があります。
この面白い福音の箇所は、私達人間の見識の能力についてです。
それは英語でinsightです。
見識を通して、私達は目で見ることの意味を理解します。
見識は私達人間の心の中の目(inward eyes)です。
その目を通して、日々の生活の中で神様の愛を感じることができます。
また、自分も周りの人々も価値を感じることができます。
私の家族の中で、その良い事例があります。
私の弟の話です。
彼は私の2つ年下です。
私が韓国でボランティアをしていた時に、彼は結婚しました。
家族の中で大きな議論になりました。
なぜなら、恋人は15歳も年上だったからです。
いつも家でお母さんは信じられないと笑っていました。
でも、彼女は料理が上手で、頭が良かったので、彼は彼女を愛しました。
一番面白いエピソードは、彼がお母さんに「私は彼女を愛しています。私は、彼女はお母さんに似ていると思います。」と言いました。
彼の心の目と私達の目は違いましたね。
現在まで結婚して30年くらい経ちます。良かったね。
みなさん、今日の福音の中の周りの人々は盲人に価値を感じませんでしたが、イエスさまは盲人に大切な価値を感じて、本当の目は見えないけれど、心の目が見えていることに価値を感じて奇跡を行いました。
今日、四旬節の喜びの日曜日にこの福音の内容はとてもふさわしいと思います。
なぜなら、私達も信仰生活を成長させながら、もっと深く自分と周りの人々の素晴らしい価値が見えることは良いことです。
神様が私達を愛することは、見識を通して出来ることです。
やはり、見識は私達の信仰の目です。

どうぞみなさん、今週、生活をしながらどのくらい神様があなたを愛しているか日々の出来事を通して、心の目を通して、見て、感じて、信じましょう。

2017.03.26 今週のお知らせ

326日(日)
主日のミサ (四旬節第4主日)
0930
教会学校修了式
1100
 福祉納豆販売
0940
十字架の道行
1100
 青年コーヒー
1000
主日ミサ
1200
 運営委員会

★今週の予定★(掲示板などで再確認してください)


3
27
(月)
0900
1000
1階ホール放送設備更新工事・オルガン部品取付】
絵手紙
            

28
(火)
0900

2階聖堂・小聖堂・子羊の部屋放送設備更新工事】

29
(水)
0900

2階聖堂・小聖堂・子羊の部屋放送設備更新工事】

 
30
(木)
0700
0900

ミサ/聖心会
【全館・放送設備更新工事予備日】


31
(金)
1030
1830
金曜作業G
ミサ
4
1
(土)
1000
1000
1830
教会清掃/G
「福音宣言」読書会
English Mass

2
(日)
0940
1000
1100
1200





十字架の道行
主日ミサ
福祉コーヒー
選抜侍者研修会






2017年3月19日日曜日

四旬節第3主日

第一朗読:出エジプト17・3-7
第二朗読:ローマ5・1-2、5-8
福音:ヨハネ4・5-15、19b-26、39a、40-42


おはようございます。四旬節第3日曜日にようこそ。
先ほど読んだ福音の箇所でイエスさまが、のどが渇いている女性に会いました。
この箇所は私達の精神的な「渇き」を表しています。
それは彼女が話した「生きている水」です。
この精神的な渇きは、私達の日々の活動を導きます。
これを読んで、何年か前に映画館で観た、美しい「レ・ミゼラブル」という映画を思い出します。
どうぞみなさん、この四旬節の中で、時間があれば霊的な生活のために、この映画を見て、黙想してください。
ケン神父もDVDを持っていますので、お貸しすることもできます。
その映画の内容は、フィクションですが、150年前のフランスの歴史をもとにしています。
この小説を書いたのはビクトル・ユゴーです。
観ていない人々のために簡単に話します。
主人公はジョン・バルジャンという男性です。
彼は貧しく、空腹のために店からパンを盗み、何年も刑務所に入っていました。
ついに出所しましたが、彼の心は暗く、かたく閉ざされていました。
偶然ですが、優しい神父に出会います。
神父の優しさに触れて、彼は改心し、自分も生きがいのためにその神父のように生きることを決意しました。
物語の中で可哀そうな女性労働者に会います。
名前はファンティーヌです。
彼女はシングルマザーで、娘はコゼットといいます。
彼女は働きすぎて、娘が病気になり泣きながら、「コゼットを助けてください」とお願いしました。
そしてこの後の物語は、彼が娘を助ける話です。
ジャン・バルジャンとの約束をしたことで、ファンティーヌは安心して亡くなりました。
映画の中で、彼女の可哀そうな心から美しい歌が生まれます。
この歌詞は次のものです。

I had a dream my life would be
So different from this hell I'm living,
So different now from what it seemed...
Now life has killed the dream I dreamed...

(私は自分の人生を夢見ていた
この今の地獄とは全く違う人生を
でも、昔の夢とは似ても似つかぬ今の人生
今、人生は殺してしまった、昔の私のあの夢を)

今日の第一朗読も、のどが渇いた人々の話です。
それは、エジプトの奴隷生活から解放されたユダヤ人達です。
砂漠の中で苦しみがあって、誘惑を通して文句ばかりでした。
その時、自己不信と神様への信頼が薄くなりました。
その時モーゼは神様に祈り、岩から水が出てきました。
その水は二つの意味がありました。
体のニーズを満たすためではなく、渇いた魂のニーズを満たすためです。
神様は命の源なので、神様の恵みによって生きるという深い意味もありました。
その時から、だんだんイスラエルの国民は新しい生き甲斐を見つけました。
エジプトでしもべとして水と食べ物のために、生き残るために、働きました。
でもこの出来事を通して、神様の心を理解し、永遠の命を得るために、生きがいに変化しました。
福音の中のソマリアの女性も、同じような問題がありました。
彼女は命の意味のために、五回結婚しましたが、まだ心は満足していませんでした。
でもイエスさまに会うことを通して平和な心を感じ、イエスさまに水を頼みました。
それは「生きている水」です。
その味は神様の永遠の愛と同じです。
この箇所の面白いことは、イエスさまが彼女に水を頼みましたが、最後には彼女から水を頼みました。
やはり、彼女は私達の代表の人間です。
私達もこの命の中で、意味を探しています。
その意味によって、人々は悪い習慣に堕ちます。
アルコール、タバコ、ギャンブル、ショッピング、悪口、怠惰、食べ過ぎなどです。
それは全て良い生き甲斐ではないでしょう。
私達カトリック信者達は、神様のお呼びのおかげで教会信者となりました。
洗礼の水が私達の精神的な渇きを満たしてくれます。
それと同じように、御聖体も私達の精神的な空腹を満腹にしてくれます。
やはり、神様が私達の必要な飲み物・食べ物です。
私達カトリック円山教会の日本二十六殉教者達はこれを信じて、神様のために自分の命も捧げました。

今私達はそのようなひどい犠牲は必要ないかもしれませんが、周りの人々に私達への神様の愛を示すために、残りの四旬節の時期に、優しい言葉と愛一杯の行いを通して神様に感謝いたしましょう。

2017.03.19 今週のお知らせ

319日(日)
主日のミサ (四旬節第3主日)
0930
教会学校
1100
 黙想講和
0940
十字架の道行

      (イエズス会川村神父)
1000
主日ミサ

 

★今週の予定★(掲示板などで再確認してください)


3
20
(月)
0615
1600
ミサ
結婚式

21
(火)
0615

ミサ

22
(水)
0615
0900
ミサ
業者清掃
 
23
(木)
0700
1000
1000
1200
ミサ/聖心会
養成クラス
キルトの会
聖堂清掃

24
(金)
1000
1830
金曜作業G
ミサ

25
(土)
0700
1000
1600
1830
ミサ/入門クラス
「福音宣言」読書会
共同回心式
English Mass

26
(日)
0930
0940
1000
1100
1100
1200



教会学校修了式
十字架の道行
主日ミサ
福祉納豆販売
青年コーヒー
運営委員会


2017年3月12日日曜日

四旬節第2主日

第一朗読:創世記12・1-4a
第二朗読:二テモテ1・8b、10
福音:マタイ17・1-9

みなさん、おはようございます。
カトリック信者になって一つ学ぶことは、旅についてです。
教会のミサとイベントのために、カトリック円山教会に旅に来ますし、時々大きなイベントのために藤大学の講堂にも行きますし、司教様の特別な講演や祝日のためには他の教会にも行きますね。
そしてお金と時間に余裕のある人々は巡礼にも行きます。
巡礼に人気な場所は、ヨーロッパのローマ、フランスのルルド、スペインのサクラダファミリアや、サンティアゴ・デ・コンポステーラも人気の場所です。
そして、今は少し危ないですが、イエス様の故郷イスラエルと隣のエジプトも人気です。
巡礼や外国への旅で学んだ素晴らしい事があります。
それは、カトリック信者として、世界中どの国に行っても、どの教会に入っても、家族として受け入れられます。
言葉は違いますが、だいたい神秘的に意味が通じます。
その体験を通して、いつでもどこでもイエス様が私達を探していると感じます。
また、旅を通して、私達は他の人々について勉強しますし、自分についても新しいことを学び、時々変化します。
きっとみなさんもそんな経験があったでしょう。
例えば私は、日本に来たときに、絶対お茶は飲まないと20年前に話していました。コーヒーばかりの習慣だったからです。
でも今は、コーラと同じくらいお茶が大好きです。
四旬節の中で、旅の目的は地理的な場所を変えることではなく、心と魂を変えることです。
今日の第一朗読と福音は旅についてです。
第一朗読は有名な人物である、アブラハムの話です。
神様を信頼して故郷を離れ、新しい約束の地へ旅立ちました。
当時、コンパスやGPSなどは無く、その代わりに自分の信仰を正しい道を探すために使いました。
来週、日本中で大学生と大学院生は勉強が終わり、卒業式があります。
彼らも、社会人生活が始まり、旅をします。
来週、私は卒業ミサを行います。
そのために、私の説教の中で勇気づけるために、神様から頂いた自由と愛を大切にしなさい、と話します。
今、世界中では自由の無い人々が多いです。
特に、若い者がしもべのような生活を送っています。
インド、ネパール、フィリピン、ベトナムなどの国々で、人々の商売をしています。
若者たちは自分の夢を叶えることができません。
とても残念です。
今日の四旬節の第二日曜日を通して、私達が神様から頂いた自由に感謝します。
神様が、私達が今よりもっと素晴らしい人生を送れることを望んでいます。
そのために、今日の福音の中で、イエス様は弟子を三人連れて山に登りました。
イエス様は変容しました。
普通より、もっと綺麗なイエス様に変容しました。
その体験を通して、弟子達も変化しました。
やはり、私達完全な自分になるために、旅は大切です。
人生の中で、二つの旅があります。
一つは日々の生活の旅です。
その旅を通して、私達が社会のためにどんな貢献ができるか学びます。
もう一つの旅は、心の中の旅です。
その心の旅は、神様を探すための旅、自分を理解するためです。
どちらの旅のためにも信仰は大切です。
神様に信仰、自分に信仰、周りの人々に信仰、三つの信仰が大切です。
先週、私と数名の信者で病者訪問に行った時に、この体験がありました。

三人の教会メンバーを訪問しましたが、11人教会のメンバーとして受け入れました。

2017.03.12 今週のお知らせ

312日(日)
主日のミサ(四旬節第2主日)
0930
教会学校
1100
 パン販売
0940
十字架の道行
1100
 典礼部会
1000
主日ミサ(子供ミサ)
1200
 記念ミサチーム会合

★今週の予定★(掲示板などで再確認してください)


3
13
(月)
0615
ミサ


14
(火)
0615

ミサ

15
(水)
0615

ミサ

 
16
(木)
1000

入門クラス


17
(金)
1000
1000
1830
教会清掃/3G 
金曜作業G
ミサ(代理)

18
(土)
1000
1400

 
「福音宣言」読書会
聖歌を練習する会




19
(日)
0930
0940
1000
1100


教会学校
十字架の道行
主日ミサ
黙想講和(イエズス会川村神父)