第二朗読:二テモテ1・8b、10
福音:マタイ17・1-9
みなさん、おはようございます。
カトリック信者になって一つ学ぶことは、旅についてです。
教会のミサとイベントのために、カトリック円山教会に旅に来ますし、時々大きなイベントのために藤大学の講堂にも行きますし、司教様の特別な講演や祝日のためには他の教会にも行きますね。
そしてお金と時間に余裕のある人々は巡礼にも行きます。
巡礼に人気な場所は、ヨーロッパのローマ、フランスのルルド、スペインのサクラダファミリアや、サンティアゴ・デ・コンポステーラも人気の場所です。
そして、今は少し危ないですが、イエス様の故郷イスラエルと隣のエジプトも人気です。
巡礼や外国への旅で学んだ素晴らしい事があります。
それは、カトリック信者として、世界中どの国に行っても、どの教会に入っても、家族として受け入れられます。
言葉は違いますが、だいたい神秘的に意味が通じます。
その体験を通して、いつでもどこでもイエス様が私達を探していると感じます。
また、旅を通して、私達は他の人々について勉強しますし、自分についても新しいことを学び、時々変化します。
きっとみなさんもそんな経験があったでしょう。
例えば私は、日本に来たときに、絶対お茶は飲まないと20年前に話していました。コーヒーばかりの習慣だったからです。
でも今は、コーラと同じくらいお茶が大好きです。
四旬節の中で、旅の目的は地理的な場所を変えることではなく、心と魂を変えることです。
今日の第一朗読と福音は旅についてです。
第一朗読は有名な人物である、アブラハムの話です。
神様を信頼して故郷を離れ、新しい約束の地へ旅立ちました。
当時、コンパスやGPSなどは無く、その代わりに自分の信仰を正しい道を探すために使いました。
来週、日本中で大学生と大学院生は勉強が終わり、卒業式があります。
彼らも、社会人生活が始まり、旅をします。
来週、私は卒業ミサを行います。
そのために、私の説教の中で勇気づけるために、神様から頂いた自由と愛を大切にしなさい、と話します。
今、世界中では自由の無い人々が多いです。
特に、若い者がしもべのような生活を送っています。
インド、ネパール、フィリピン、ベトナムなどの国々で、人々の商売をしています。
若者たちは自分の夢を叶えることができません。
とても残念です。
今日の四旬節の第二日曜日を通して、私達が神様から頂いた自由に感謝します。
神様が、私達が今よりもっと素晴らしい人生を送れることを望んでいます。
そのために、今日の福音の中で、イエス様は弟子を三人連れて山に登りました。
イエス様は変容しました。
普通より、もっと綺麗なイエス様に変容しました。
その体験を通して、弟子達も変化しました。
やはり、私達完全な自分になるために、旅は大切です。
人生の中で、二つの旅があります。
一つは日々の生活の旅です。
その旅を通して、私達が社会のためにどんな貢献ができるか学びます。
もう一つの旅は、心の中の旅です。
その心の旅は、神様を探すための旅、自分を理解するためです。
どちらの旅のためにも信仰は大切です。
神様に信仰、自分に信仰、周りの人々に信仰、三つの信仰が大切です。
先週、私と数名の信者で病者訪問に行った時に、この体験がありました。
三人の教会メンバーを訪問しましたが、1人1人教会のメンバーとして受け入れました。