第二朗読:一コリント3・16-23
福音:マタイ5・38-48
みなさん、おはようございます。
今日の福音の内容がまたイエス様の山の上の説教から出てきます。
今日は4回目のイエス様の山の上の説教を聞いています。
前に話しましたが、山の上の説教はモーゼのシナイ山での説教に似ています。
その時、モーゼが神様から頂いた十戒を説明しました。
イエス様の山の上の説教は、彼の十戒の新たなバージョンの説明をするためでした。
新しいバージョンはよりわかりやすい内容でした。
重要なポイントは愛です。
それは今日の第一朗読から聞きました。
イエス様の愛の掟の内容は、神様の命を愛して、自分の命を愛して、周りの人々を愛しなさいという事です。
それは信者達の目的です。
この話を聞いて、私は懐かしく、中学生の時に行った不思議の国のアリスを思い出しました。
なぜなら、物語の初めで、彼女は目的のない人生を過ごしていました。
劇の中で、それについて有名な箇所は猫と相談している場面です。
その時アリスは、猫に道の案内を頼みました。
これから「どこへ行ったほうがいいですか」と質問しました。
猫は賢かったので、アリスにその答えは「あなたがどこに行きたいかによって違います」と言いました。
アリスは猫に「どこに行けばいいのか、わかりません」と答えました。
すると猫は「好きな道を行きなさい」と答えました。
2000年前の人々も現在の人々もアリスのような体験をしているでしょう。
その問題を乗り越えるために、イエス様は、今日の説教の中で、「天の父が完全であるように、あなたがたも完全でありなさい」と指導をしました。
皆さん、神様の完全な姿は何でしょうか?
それは愛です。
ですから、今日の山の説教の箇所は、イエス様が、沢山の愛の業についての事例を話しました。
その中で、その歴史的な事例もあります。
2000年前にローマ帝国の軍人達はイエス様が暮らしていたイスラエルを占領していました。
イスラエルの国民の中で何人かはローマ帝国の市民権を持っていました。
この人々は特別な権利を持っていました。
自由に旅をすることができましたし、法的な問題があれば優先的にサービスを受けることができました。
聖パウロはローマ帝国の市民権を持っていました。
とにかく、2000年前、イスラエルで、ローマ帝国の軍人が肩を叩いて「私の荷物を運べ」と言ったら、それをしなければなりませんでした。
市民権のない人は、しもべと同じでした。
ですからイエス様が「だれかが、1ミリオン行くように強いるなら、一緒に2ミリオン行きなさい。」と言いました。
イエス様は信者達に、ローマ帝国の軍人達にキリスト教の愛の精神を教えるために、軍人達にはその模範を表しましょうと教えています。
私達の時代このイエス様の事例の内容は「ケン!助けてください」と同じ意味です。
今日のイエス様の愛の講演について、もっとも現在の私達のジレンマは悪い人間関係ですね。
それもイエス様が「我慢して憎まないで」とお願いしました。
偶然ですが、昨日私、メリノールのボスと悪い関係になりそうでした。
金曜日の朝早く起きて、千歳から伊丹空港に行きました。
私の目的は名張に住んでいる90歳の神父に会うためでした。
彼は認知症の問題で、アメリカに帰らせるために私が彼のパスポートを貰うために行きました。
とっても飛行機のスケジュールで大変でした。
帰りの飛行機は午後5時20分でした。
無事に名張に午後1時半頃到着しました。
帰りの飛行機に乗るために名張で1時間しか滞在できませんでした。
帰りの飛行機に乗りました。
そして、飛行機のドアが閉まる前に彼にEメールを送りました。
内容は、「パスポートをもらった」ことです。
ボスは中国で働いています。
偶然ですが、すぐEメールが来ました。
「ケン良かった。これから飛行機のチケットを用意します。そのために早くパスポートの中の情報をすぐに写真にとって送ってください」と頼みました。
問題は私は写真を撮る経験がなく、送信する方法も分からなかったです。
飛行機のドアが閉まるまで頑張送りましたが、飛行機のドアが閉まって、彼からの連絡が来ませんでした。
そして、私は満足してワインを飲みながら札幌まで安心して戻ってきました。
自画自賛でした。
千歳に到着してwi-fiが戻って使えるようになりました。
私はボスから褒められるメールを期待していましたが、違いました。
開いてみると「Are you stupid?」とメールがありました。
詳しく読んで私は、飛行機のドアが閉まる前に50もの写真を送っていました。
とっても怒っていました。
それだけではなく、パスポート番号が写真の中に入っていませんでした。
そして1時間半連絡ができなかったので、大変怒られました。
彼の最後のEメールはパスポートと番号だけ下さい。とのことでした。
彼の命令通りにしました。
そして朝、私は別のEメールを送りました。
「Don’t you love me
anymore?」(もう私を好きではありませんか?)と送りました。
彼が「No I do love you and the passport number
too」(いいえ、好きです。パスポートナンバーはもっと好きです。)と返信されました。
良かったね。ハッピーエンディングでした。
皆さんも、人間関係で、自分のジレンマが沢山あるでしょう。
良い人間関係を続けるために、愛は一番良い治療です。
振り返って、聖書の歴史の中で神様が愛を通して私達人間の失敗を許して指導しました。
やはり愛は神様の特徴です。
ですから、イエス様が今日の山の説教の中で平和的な社会を作るために、私達のためにも神様と心の価値観持つように勧めています。
難しいですがどうぞ皆さん、人生の目的のために愛する人になるように目指しましょう。
そのために、毎日少しずつ愛が溢れるように頑張りましょう。
その中で、祈りの生活が大切です。
ありがとうございます。