第二朗読:創世記(創世記22・1-18、または22・1-2、9a、10-13、15-18)
第三朗読:出エジプト記(出エジプト14・15~15・1a)
第四朗読:イザヤの預言(イザヤ54・5-14)
第五朗読:イザヤの預言(イザヤ55・1-11)
第六朗読:バルクの預言(バルク3・9-15、32~4・4)
第七朗読:エゼキエルの預言(エゼキエル36・16-17a、18-28)
使徒パウロのローマの教会への手紙(ローマ6・3-11)
福音(B年):マルコによる福音(マルコ16・1-7)
皆さん、御復活おめでとうございます。
ハッピーイースター!
今日の喜びいっぱいの日について、紀元前1000年にダビデ王は詩編の118番24節の中で「今日こそ主の御業の日。今日を喜び祝い、喜び躍ろう。」と書きました。
しかし、御復活の喜びは何という意味ですか?
この説教を大学で準備しながら、偶然同僚の先生と駐車場で会いました。
びっくりしました。
私が到着してから、彼が隣に駐車をしました。
彼は新しい車を買いました。
ものすごい大きな黒いアメリカのリンカンの車を買いました。
それもアメリカで買っても高いですが、日本で買うのは想像つきません。
私はドアを開けてショックで「えっー!?」と言いました。
彼は答えました。「ケンちゃんおはようございます。私はいつ死ぬかわからないので、大きな車を買いました。」
私は「そうですか、わかりました。頑張ってください。」と答えました。
もちろんその同僚の先生は、信者ではありません。
彼の今の人生の楽しみです。
その体験から、私たちカトリック信者達は今も重要ですが、天国での生活も重要でしょう。
私たちは洗礼を受ける前は、普通の人間だけでした。
この世の誘惑によく落ちました。
生きがいは死ぬまで楽しい生活をすることでした。
それは同僚の先生の生きがいでしたね。
しかし、洗礼の後で、神様が私たちの魂を清めて下さいました。
そして、悪魔の誘惑の代わりに、神様が、私たちの魂の中におられます。
今晩私たちは、二人の新しい姉妹を迎えます。
今日お二人は三つの秘跡を授かります。
「洗礼」「御聖体」「堅信」です。
「洗礼」を受けることとお母さんから生まれることは似ています。
完全な人間ですが、元気に成長するためには周りの人々の支援が必要です。
ですから、カトリック教会の用語では、洗礼を受けた者は神様の子供だといわれます。
これから立派なカトリック信者になるために共同体の皆さん、お願いいたします。
彼女たちにカトリック信者としての歩み、祈りの生活など導いてください。
これから私たちは皆さんの新しい兄弟、姉妹です。
質問があれば遠慮なく聞いてください。
カトリック教会は神様の家です。
安全、安心なところです。
いつでも、教会のお御堂に来て、神様と祈りながら相談して下さい。
天のお父様が皆さんを、カトリック教会の信者として呼ばれました。
カトリック教会は国際的な家族です。
ですから、違う国に行っても、どんなカトリック教会に入っても、ミサに参加することができます。
それは天国のしるしです。
天国でも私たち皆、神様の家の中に住む予定です。
私たちカトリック円山教会でも、毎週土曜日に英語のミサをします。
色々な国から、観光客が自分の心のケアのために、カトリック円山教会を探して参加します。
これからお二人の身体のケアだけではなく、心のケアについても注意してください。
そのために、イエス様が紹介された七つの秘跡が、健康な魂を保つために必要です。
二人は、今日洗礼、御聖体、堅信を受けます。
皆さんの将来、受けるべき秘跡は、赦しの秘跡と病者の秘跡です。
お二人は今日聖土曜日に洗礼を受けることは素晴らしい時です。
今日の典礼は、1965年くらいに作られました。
今晩の典礼に4つのパートがあります。
火・言葉・水・食べ物です。
火は今晩の典礼が始まった時に、照らしました。
覚えていますか?
最初にお御堂は暗くなりました。
その意味は、イエス様が生まれる前の社会です。
人々が悪魔の誘惑を通して迷っていました。
どこに行こうか何をしようかわからなかったです。
しかし、イエス様は私たちを暗闇から解放するために、世の光として神様に遣わされました。
この高いろうそくはイエス様のしるしです。
それを説明するために、今晩長い聖書の朗読が沢山ありました。
それは私たち人間の、救いの歴史を説明するためでした。
最終章は、イエス様の御復活についての福音を読みました。
イエス様の御復活のお陰で、私たちも御復活します。
そして、イエス様のお陰で、天国の玄関の門がもう一度開かれました。
洗礼を受けた人々には入国のチケットが準備してあります。
そのために今晩の聖水を祝福しました。
日本の信徒は、悪魔を退けるために塩を使います。
カトリック教会の伝統は聖水です。
ですから、これからはその聖水を使って、お二人の魂を清めて、同時にカトリック教会のメンバーになる行事です。
今日最後の部分は、イエス様の最後の晩餐を再び行います。
私たちがイエス様の御体(パン)と御血(葡萄酒)を身体に頂けば、イエス様は私たちと共におられます。
それによって、私たち「クリスチャン」といいます。
「クリスチャン」の意味は「小さなイエス様」ということです。
やはり私たちクリスチャン信者はイエス様の代表たちです。
それによって、私たちも彼と同じような、勇気づける言葉、愛の業と、悪魔を退ける力を表すべきです。
どうぞこれから頑張ってください。
私たちはお二人が新しく家族の一員として来てくださりとてもうれしいです。
これからも一緒にもっと愛いっぱいの優しい日本のために祈りながら、神様に賛美しましょう。