2018年3月11日日曜日

四旬節第4主日

第一朗読:歴代誌下36・14-16、19-23
第二朗読:エフェソ2・4-10
福音:ヨハネ3・14-21

皆さん、おはようございます。
まずは7年前に起こった東日本大震災によって、被害に遭われた方々に一分間の黙祷をしましょう。
本当に今日は教会の伝統として、伝統的な「喜びの日曜日」ですので、普通神父はピンクの祭服を着ることができますが、今日は東日本大震災で苦しみと犠牲を尊重するために、紫の祭服を選びました。
皆さん、この酷い体験からあまり良い話は出来ませんが、そこから何を学びましたか?
やはり助け合いの精神ですね。
偶然ですが、それは聖書から学んだ重要なポイントと同じです。
東日本大震災は自然の中で起こった災害なので、私たちにはどうすることも出来ませんでした。
私たちの聖書の中で、神様の助け(救い)の出来事が沢山記録されていますが、その中でも大きな物語が三つあります。
その三つは奴隷生活についてです。
今日の第一朗読、第二朗読、福音についてこの歴史を説明します。
奴隷生活で最も有名な物語は、イスラエル国民はエジプトのファラオによって奴隷生活に強いられたことです。
21世紀人間の私たちは、楽しみのためにエジプトにツアーに行って、ファラオが建てたピラミッドなどの古い建物を観るために行きます。
ですが、この素晴らしい建物は、イスラエルの奴隷たちの無理に強いられた仕事のお陰です。
神様がその国民の苦しみを天国から見て、解放するために、モーゼの協力を頼みました。
そしてついにエジプトから解放されました。
40年間砂漠の中で迷っていて、また神様は一つずつのニーズを満たすために助けを送りました。
イエス様がこの歴史について、今日の福音の個所の中で少し言及しています。
例えば、砂漠の中でいろいろな病気になったとき、回復するために、モーゼが神様に相談して不思議な道具を作ったそうです。
病気になった国民はそれを見て回復したそうです。
次の奴隷生活の体験は、イエス様が生まれる500年前です。
その時イスラエルの国は南北に分かれていました。
バビロンの王様ネブカドネザルが、エルサレムに侵入して町を破壊し、国民を奴隷として連れて行きました。
書いてありますが、鼻にピアスをさせ、牛のように連れて行ったそうです。
それは有名なバビロンの捕囚の時期でした。
しかし、神様の愛を通して国民を解放するために、50年後に新しいバビロンの王様、キュロスがサポートしました。
キュロスはネブカドネザルの間違いを正し、国民を解放しました。
三つ目の奴隷生活は私たちの悪魔と奴隷生活についてです。
本当に私たちの悪魔と奴隷生活はアダムとイヴの時代から始まりました。
神様が悪魔を国から克服するために、息子イエスに頼みました。
悪魔の麦は悪いことです。
イエス様の麦は善行です。
善行は神様の心を通して生活することです。
それは、イエス様の特徴です。
自己犠牲と愛の業です。
もちろん、悪魔を乗り越えるために使った道具は十字架です。
イエス様の犠牲のお陰で、私たちは悪魔の力から勝利して、今、私たちは悪魔の力から解放されました。
私たちカトリック信者たちは、その素晴らしい歴史を認めるために洗礼を受けました。
そして、毎日の信仰生活を送りながら、自分から悪魔を退けるために、愛の業を通して課題を乗り越えます。
この奴隷生活の解放の歴史を通して、神様の助けを思い出します。
その歴史を通して天のお父様がどれくらい私たちを愛しているかを感じます。
やはり私たちは、神様の息子、娘たちなので、彼と同じ価値観を見習うことが当たり前です。
それによって、他の人間を奴隷として使うことを反対しましょう。
天のお父様が人間のために自由を必要としています。
他の人間を愛すれば、自由な生活を望めます。
7年前に起きた東日本大震災で亡くなった方々、そして今も苦しんでいる方の辛さは消えませんが、神様の模範と同じように、苦しみから解放するために、人間として助け合いましょう。

そして亡くなった人々は神様の手に委ねましょう。