第二朗読:ローマ8・26-27
福音:マタイ13・24-43、または13・24-30
みなさん、おはようございます。
今年は教会で結婚ブームです。
もう3回結婚式が行われ、またすぐ結婚式の予定があります。
だんだん、私の結婚講座の内容が充実してきました。
その目的は、お互いを心から理解するためです。
また、男性の立場からの考えと、女性の立場からの考えを理解しあうためです。
夫婦になるためには、お互いが自分と違う人間であることをわかる必要があります。
そのために、私はエニアグラムという人格テストを渡します。
それはカトリック会のイエズス神父が作りました。
彼の研究によると、人間にはいろいろな人格があります。
だいたい、持っている人格は変化しません。
結婚の場合は、ずっとお互いの関係が続くので、お互いの人格が合えば、よい結婚生活が送れるはずです。
今日はみなさんの楽しみのために、エニアグラムのテストを印刷しましたので、どうぞ家に帰ってからチャレンジしてみてください。
なぜこの話をしたでしょうか。
今日のイエス様のたとえは、また先週と同じように農家の話です。
畑で果物や野菜を育てている中には、雑草もはえてきます。
雑草を取るとき、良いものもとってしまう危険があり、ジレンマがあります。
やはりこの例えは、また、私たちの人格についてです。
ひとりひとりには、よい習慣も悪い習慣もあります。
悪い習慣は雑草に似ています。
夫婦の愛の宿題は、相手の良いことも悪いことも受け入れることです。
その後でお互いのために愛を通して、悪い部分が少しずつなくなってくるかもしれません。
人間関係の大切なことは、雑草よりも愛する人々の良い面を見ることです。
人間は、罪を持っているので、それは雑草に似ています。
雑草は、私たちの本当の姿ではありません。
それを理解するために、今日は果物を持って来ました。全部おいしそうですが、偽者の果物も入っています。
私たちの課題は、偽者のケンちゃんになることではなく、人間的なケンちゃんになることです。
そのためにたくさんの愛の業が大切です。
愛のわざは雑草をコントロールする薬みたいです。
神様は私たちの人間の複雑な心のために、忍耐することができます。
神様は、私たちがよいものに成長することを望んでいます。
私たちも天のお父様のような心を持つことが良いと思います。
それは私たちもすぐに人を判断するのではなく、自分と同じ人間として平等に考えることが愛の業です。
頑張りましょう。ありがとうございます。