2017年7月30日日曜日

年間第17主日

第一朗読:列王記上3・5、7-12
第二朗読:ローマ8・28-30
福音:マタイ13・44-52、または13・44-46

皆さん、おはようございます。
今日の聖書の朗読と福音は、神様が私達日々の生活のチャレンジを乗り越えるために、そんな大きな心配はしないでくださいというメッセージです。
神様は、私達の日々の生活を導きたいです。
神様は、私達一人一人の人生のためにプランを作りました。
そして、そのプランを達成するために必要な道具を渡したいです。
それは、今日の第一朗読の内容です。
覚えていますか?
神様は、ソロモンの夢の中で現れて、良いリーダーの為に、何が希望かなんでも聞いてくださいといいました。
ソロモンは知恵を頼みました。
そして、皆さんご存知だと思いますが、ソロモンはイスラエルの国の歴史の中で最も良いリーダーだと記録されています。
福音の中でも、イエス様が第一朗読の中の天のお父様と同じように、私達に幸せな生活を達成する為に、必要な道具を探してください。と言います。
第一朗読のソロモンと、イエス様のアドバイスを通して、宝物を思い出します。
今、新しい「パイレーツオブカリビアン」の映画が始まりましたね。
それも宝物についての物語です。
偶然ですが、私は最近東京で宝物を見つけました。
私は1年半前にメリノール会の管区長になりました。
ソロモンのイスラエルの国より小さな責任ですが、私にとって、結構難しい仕事です。
私の責任は、日本で働いているメリノールの神父達のことと、三つのメリノールに関係のある場所です。
東京のメリノール本部、京都の近くの琵琶湖の家、また苫小牧のセンターハウスです。
もう一つの責任は、前の管区長が残した仕事を完成させるためです。
11年前に、ロイ・アッセンハイマー神父様が心臓の病気で亡くなりました。
67歳でした。
彼は、カトリック苫小牧教会、カトリック静内教会、京都のカトリック衣笠教会で働きました。
しかし、仕事をしながら二つの問題が出て来ました。
一つはアルコール、もう一つは麻薬の中毒です。
治療のために、日本を出てアメリカに帰りました。
治療の後で、アルコールと麻薬から日本人を解放する為に戻り、その仕事を始めました。
皆さん、ご存知でしょう?
それはMACDARCです。
彼のお葬式は、東京のイグナチオ教会です。
沢山の人々が参列しました。
日本の習慣で、四十九日で納骨しますが、人気者なので、納骨はされませんでした。
東京の本部のチャペルに特別な祭壇に奉られていました。
ずっと彼のファンやインスピレーションを助ける為にずっと彼の骨の前で祈っていました。
私が管区長になって、アメリカの本部から連絡が来て、納骨するように依頼されました。
新しいイグナチオ教会の地下に納骨する場所があると、聞きました。そして私は神父さんと相談しました。
人気なので、残りの場所は少ないそうです。
私にとって、この場所は良いと思いますね。
人々が簡単に祈ることが出来ます。
そして神父はその費用を私に渡しました。
お墓を造る値段と同じくらいですね。
その値段を見て、私は「そうですか。ちょっと考えます」と言いましたが、心の中で「これは駄目だ」と思いました。
その後、私は東京の司教様の事務局に行って東京のカトリック墓地の責任者は誰か聞いて電話番号を教えてもらいました。
彼に何回も電話しました。
残念ながら、彼はメリノール宣教会に来たことがないので、「メリー会ですか?メリニスト会ですか?」と私に何度も聞きました。
私は大きな声で「メリノール宣教会です」とはっきり言いました。
彼が「何日か後に連絡をします。」と言い、後日彼から連絡が来ました。
「ケン神父さん、共同墓地で納骨式はできますが、どうして彼のために聖マリア大聖堂の納骨所に納めないのですか?皆さんの場所がありますよ。」と言われました。
私はすっかり忘れていました。そして、何日か後に見に行きました。
1960年に誰かその場所を買って、大体あいてました。
小さなお骨はメリノールコックさんと書かれていました。
とにかく811日その場所で、ロイ神父の納骨式を行うことになりました。
素敵なお御堂で追悼ミサを行ってから、納骨式をします。
そして終わってから、カテドラルのホールでお弁当を食べます。
良かったね。
本当にこの体験から、神様の導きを感じました。
私達の一番の宝物は、神様への信仰です。
彼は、私達を愛を通して助けます。
私達の役割は神様を信じることです。
ですから、福音の土地の意味は私達の心のしるしです。
私達の心を通して神様への信仰の価値観が見つかれば幸せな生活が出来るとイエス様からのアドバイスです。

私たちを愛する天のお父様を信じましょう。