第二朗読:ガラテヤ5・16-25
福音:ヨハネ15・26-27、16・12-15
皆さん、おはようございます。
カトリック教会の誕生日おめでとうございます。
今日も私ケン神父の誕生日です。
28年前の今日、聖霊降臨の祝日にメリノール本部のチャペルで叙階式を行いました。
ケンちゃん神父おめでとうございます。
本当に今日の日は神に感謝の気持ちを持っています。
実際若い時に、教会の神父は怖かったので、神父になることが想像できませんでした。
両親の信仰の模範のおかげで怖くなくなりました。
最近北海道は雨が多いので、若い時に雷と大雨が降った時のことを思い出しました。
雷が鳴った時に七人の兄弟が怖くて二階と三階の部屋から、一階の居間に集まってお母さんの造った祭壇の前の、オリーブの聖母様の御像の前で祈りました。
「聖母様、私たちの家族をお守りください。」とお母さんが祈りました。
この祈りの後で、私たちは自分のベッドに戻って安心しました。
マリア様が守ってくれると信頼していたので、怖がらなくて済みました。
私の父のお母さんはフランス人だったので、父と母が結婚のプレゼントで貰ったそうです。
今でも家族の大事な財産です。
この子供の出来事と、今日の聖霊降臨の出来事は似ていると思います。
皆さん覚えていますか?
弟子たちが怖くて部屋の中でドアに鍵をしてイエス様のお母様、マリア様と一緒に祈っていました。
その雰囲気の中で聖霊が現れて怖い気持ちが消えました。
やはりマリア様の存在のおかげで、弟子たちが怖い気持ちを乗り越えましたね。
この背景で明日のマリア様の新しい記念日(教会の母聖マリア)のデビューを少し理解できます。
マリア様がいなければ、教会も生まれなかったので大切な記念日です。
私は子供時代に、母が私たち子供の恐怖を減らすために、集まって祈ったように、イエス様の母親マリア様も教会の中にいらっしゃるので、私たちと一緒に祈れば怖いことはありません。
聖霊降臨のおかげで、私たちカトリック信者たちの特長的な価値観は、怖さを感じない心です。
神様が私たちを愛しますので、聖霊を送りました。
私たちの信者たちの課題は神様の愛を信頼することです。
それはマリア様の特長です。
聖霊降臨の祝日を一番喜んでいたのはマリア様でした。
なぜなら、マリア様は三位一体の神様を完全に理解したからです。
マリア様は神のお告げの祝日に天のお父様に、娘として彼の意志に賛成しました。
12月25日にマリア様はイエス様のお母さんとして彼をこの世に喜んで迎えました。
そして聖霊降臨の祝日に、2回目に聖霊に会いました。
1回目の時は天使ガブリエルの訪問の時に、イエス様のお母さんになるために聖霊が彼女の身体を祝福しました。
聖フランシスコは、聖霊がマリア様の神秘的なご主人様と言います。
その意味はマリア様が神様の愛を受けるために、心のドアを開いたからです。
このマリア様の精神は、私たち信者たちの課題です。
本当に神様の愛が私たちの心にいらっしゃれば、怖いことはありません。
いつも喜びのうちに生活が出来ます。
苦しみがあってもその苦しみが、意味のあることだと理解することができます。
この話で、私のお母さんから聞いた聖テレーズ・ド・リジューの話を思い出しました。
私の母によると、聖テレーズが若い時に酷い病気にあったそうです。
その苦しみを乗り越えるために、ベッドのそばの御像に向かって、マリア様に「助けて下さい」と祈りました。
突然、聖テレーズがほほ笑むマリア様を見て苦しみから解放されました。
と、母が説明しました。美しい話ですね。
皆さん聖霊降臨の祝日は、私たちの心の検査の日です。
心の正しさは開いた心です。
それはイエス様のお墓の前に石がないことと同じ雰囲気です。
現代の世界で人々は恐怖の中で生活していますので、心を閉ざしがちです。とても残念ですね。
神様は私たちをその恐怖から解放したいです。
私たち信者たちの喜びと愛は、他の人の心のドアを開けるための鍵と同じです。
どうぞ皆さん、もっと喜びあふれる世界、平和的な世界に戻るために、私たちの愛と喜びの鍵を神様の栄光のために使いましょう。
教会の誕生日おめでとうございます。
Happy Birthday!!!