第二朗読:ローマ16・25-27
福音:ルカ1・26-38
皆さん、おはようございます。
今年のクリスマスは、巡礼に似ています。
皆さんは、巡礼に参加するお客様で、私はツアーの先導です。
今日は、ナザレを訪問しましょう。
今晩、ベツレヘムに行きます。
今日の素晴らしい待降節第4日曜日の聖書の内容は、建物とおみやげについてです。
まず、建物について、思い出しましょう。
世界中、いっぱい古い建物が残っています。
例えば、イギリスのストーンヘッジです。
ある人は、エイリアンが作ったと言っていますが、大昔の人間たちが作ったものです。
目的ははっきりわかっていません。
そして、カトリック信者達と関係している建物は、エルサレムにある、嘆きの壁です。
これは、西暦70年、ローマ皇帝の命令によって神殿を破壊された名残です。
イエス様がその中で福音宣教をしましたので、私達キリスト教信者にとっても意味ある歴史的な建物です。
偶然ですが、今日の第一朗読は神殿についての内容です。
嘆きの壁は、第2の神殿です。
ダビデ王の息子ソロモンは、第1の神殿を造りました。
その神殿は、2500年前にバビロンの捕囚のときにネブカドネザル王が破壊しました。
今日の第1朗読は、神殿の背景についてです。
皆さん、覚えていますか。
彼はモーセが神様からいただいた十戒を契約の箱の中に入れて守っていました。
ダビデ王がその契約の箱をテントの中で守りました。
ダビデ王は、テントより立派な建物はありませんか?と友達ネイサンに相談しました。
すると神様はネイサンを通して「建物は必要ない」と言われました。
この内容を伺って、福音のマリア様が登場します。
神様が、マリア様にこの場所でイエス様のお母さんになりませんかと質問し、彼女は賛成しました。
この内容を通して、私達の人間の大切さについて学びます。
神様は、建物の中ではなく、人間の心の中に住みたいそうです。
マリア様は、イエス様に自分の体をあげました。
それは、素晴らしい模範です。
私達カトリック信者達は、ミサの時にマリア様の模範を招きます。
それは、御聖体をいただく時に、イエス様が私達の体の中に入り、包みます。
御聖体を通して神様が住むことを感じるべきです。
私達は神様の神殿です。神様の存在です。
ですから、一人一人大切なものです。
一人一人を尊重するべきです。
このポイントを理解するために、クリスマスの12日についてお話したいです。
前にお話したかもしれませんが、もう一度します。
クリスマスの時期は、12日間です。
今年は、今晩25日から、1月7日のイエス様誕生の主の公現までです。
欧米では、これを忘れないように500年前に有名なクリスマスキャロルを作りました。
タイトルは「クリスマスの12日」(The
Twelve Days Of Christmas)です。
その背景はおもしろいです。
ヘンリー王様は、妻から離婚したいと教皇様に許可を求める手紙を書きました。
教皇にダメと言われたので、自分の教会を造りました。
イギリスの国民は、突然カトリック信者としての生活をやめさせました。
しかし、熱心なカトリック信者達はやめずに迫害を受けました。
この歌は、カトリック信者達がよくクリスマスに歌ったそうです。
深い意味があります。
12日の中で、毎日特別なプレゼントを幼子イエス様にあげたそうです。
でもその物はしるしとしてです。
下にリストを書きました。
そして、隣にその意味を書きました。
残念ながら、この歌の日本バージョンはありませんでした。
とにかく、クリスマスの大きなおみやげは、幼子イエス様です。
マリア様を通して、この大切なプレゼントを頂きましたので、彼女の役割に感謝ですね。
まもなく、クリスマスになりますので、私達が新しく生まれたイエス様に何のプレゼントをあげるか決める中で、マリア様の模範から学びましょう。
それは、私達の心です。
協力の意思です。
私は子どもの時に、両親にきれいなお手伝いカードを作りました。
ママに「5回助けます、どうぞ呼んで下さい」
パパには「5回家の仕事を手伝います」などです。
7時間後にクリスマスの集いが始まります。
残りの時間で優しい幼子イエス様に良いプレゼントを準備しましょう。