2017年11月26日日曜日

王であるキリスト

第一朗読:エゼキエル34・11-12、15-17
第二朗読:一コリント15・20-26、28
福音:マタイ25・31-46

愛する兄弟、姉妹の皆さん、カトリック円山教会、80周年の誕生日おめでとうございます。
この尊いイベントのために、王であるキリストと祝うことは当然であると思います。
なぜなら、王であるキリストは私達の救い主です。
偶然ですが、最近救い主は大きいニュースになりました。
1116日、ニューヨークでクリスティーのオークションセンターで、500年前にレオナルドダヴィンチが描いた、王であるキリスト(“Salvator Mundi”)が的になりました。
しかし、値段はすごく高かったです。
45千万ドルで歴史の中で一番高い値段です。
そのニュースを聞いて、2千年前に裏切ったユダのエピソードを思い出しました。
皆さん覚えていますか?
彼は、銀30枚でイエス様を売りました。
当時の日本の値段だと32500円だそうです。
ですから、今回の値段を聞いて、イエス様の価値が高まったことは良かったと思いました。
皆さんご存じのようにイエス様は私達を救うために自分の命を捧げました。
この目的は、イエス様が私達の魂を悪魔の手から取り戻すためでした。
やはりイエス様が私達を悪魔の力から開放してくれました。
どうしてイエス様はその素晴らしい行いをしたか、なぜなら、私達を愛したからです。
ユダはわがままな心で利益を欲しがりましたが、イエス様は無償で私達を助けるために命を捧げました。
ヨハネによる福音の中で、イエス様が亡くなる前に私達のための愛を告白しました。
その時、イエス様が「これから私はみなさんをしもべと呼ばずに、友達と呼びます。
そして友達のための一番大きな愛のわざは、友達を助けるために自分の命を捧げることです。」と言いました。
2千年前にイエス様の弟子達はそれを信じて、イエス様の模範を招きました。
そして彼らは、イエス様の栄光のために命を捧げました。
私達カトリック円山教会の、守護聖人26日本殉教者もイエス様の言葉を信じて、500年前に彼と同じように十字架上で命を捧げました。
苦しみはあっても、イエス様の御復活の約束を信じていたので、彼の模範に従いました。
この素晴らしい背景で、今日私達の80周年の誕生日を祝うために、たくさんの初聖体秘跡志願者達と堅信秘跡志願者達がイエス様への信仰を表すために信仰生をもう一歩進めます。
素晴らしいですね。
この子ども達と大人達は、長い間主日準備をしてくれました。
これから、この2つのグループそれぞれに、励ましのメッセージを話したいと思います。
まず、初聖体を受ける子ども達、今日はおめでとうございます。
皆さんは今通学していますね。
難しい勉強がある時は、時々行きたくない気持ちになることもあるでしょう。
しかし、学校に行けば友達に会えることはいいですね。
誰でも友達が大好きです。
友達にも、よく遊ぶ友達、よく話す友達、ご飯を一緒に食べる友達など色々なタイプがいますね。
友達に対し間違ったことをしてしまったら、すぐ謝ったり言葉にしましょう。
人間関係が離れてしまいます。
大切な行いです。
ですから今回、初聖体を頂くために、もう一つの秘跡を受けました。
告白の秘跡です。
告白秘跡を通して、どんな方法で心をきれいにするか学びました。
皆さん、今日は新しい友達をつくります。
その名はイエス・キリストです。
この教会のお御堂は学校の教室と似ています。
今日からイエス様が自分の食べ物を分け与えてくれます。
それもイエス様のあなた達のための愛の印です。
感謝の気持ちを持ちましょう。
これから毎週日曜日、友達イエス様に会うために、彼の食卓を囲みましょう。
そして問題があれば、友達のイエス様に祈りを通して伝えましょう。
彼は24時間いつでもどこでも、あなたの声を聞きます。
イエス様は素晴らしい友達です。
携帯ではなく心を通してコミュニケーションします。
堅信秘跡志願者達、今日はおめでとうございます。
長い間私の授業に参加し、協力して下さり、ありがとうございます。
ようやく、今日勝谷司教様を通して、堅信秘跡を受けます。
皆さんは、新しいカトリック信者です。
カトリック教会はユダヤ教から生まれました。
ですから、カトリック教会も、ユダヤ教も、行事は大切です。
たとえばイエス様の歴史が新約聖書の中に記録されています。
生まれて8日後、割礼式をしました。
生まれて40日後、奉献式をしました。
12歳の時に、別な行事のために神殿でバルミツヴァの式もしました。
30歳の時には、洗礼式を授けたと記録されています。
その大切なイエス様の歴史は、私達のための模範です。
命の進歩のために、神様の助けをもらうために、式に参加します。
人生ずっと神様の恵みが必要です。
堅信もそうです。
イエス様の愛する弟子達と、愛する母親マリア様に素晴らしい信仰があっても、彼は、最後の贈り物として聖霊を送りました。
その後で、弟子達が福音宣教に出発しました。
この歴史を浮かべて、皆さんのためにも、祈りながら今日の行事を行います。
これから皆さんも、2千年前の弟子達とマリア様と同じように、神様の愛を表すために、出発します。
短い間にイエス様と同じように成長しました。
信仰生活で成長するために、聖書の勉強、祈り、ミサに参加することが大切です。
頑張って下さい。
これから、カトリック円山教会を、自分の家のように感じて下さい。
この家を支えるために、ボランティアが必要なので、どうぞ遠慮なく参加して下さい。
皆さんの施しは神様に賛美します。
2千年前にイエス様は私達に愛を通して救うために自分の血を捧げました。
この素晴らしい行いのためにイエス様と同じように友達を通して生活しましょう。
先ほど聞いた福音はマザーテレサの一番好きな福音の箇所でした。
それによって彼女は毎日の作業の心の準備をしました。
彼女にとってかわいそうな人々の顔は、イエス様の姿と同じだと想像しました。
私にとっておもしろいことはこの箇所の中でイエス様は私達にとって与える人ではなく必要としている人の姿に似ているそうです。
このイメージを持つと、今日の王であるキリストの祝日のアイディアはわかりやすいです。
それは助けを必要とする人々に提供するときに、素晴らしい尊重、尊敬の気持ちを持ちながら行うべきです。
なぜなら、彼らは、この世の王様、女王様です。
イエス様の個人の歴史を振り返って考えると、その状態でした。
汚い馬小屋で生まれたときに、母マリア様と父ヨセフは幼子イエス様を守りました。
そしてイエス様が大人になって自分の救い主の仕事と福音宣教を行うために12人の弟子を選びました。
なぜなら、自分ではできないからです。
そして、イエス様が十字架上で亡くなったときに、彼を支援するために十字架の下に母マリア様、また友人ヨハネとマグダラのマリアが立っていました。
最後にイエス様が亡くなった時に、愛する息子が回復するよう助ける為に天のお父様が彼を復活させました。
やはりイエス様の物語から、自分も助けをたくさんもらったでしょう。
ですから、どのくらい助けてもらうことがうれしいかわかりました。
今日の福音の箇所から2つのことを学ぶべきです。
一つはイエス様の体は祭壇にだけいらっしゃるのではありません。
イエス様は、道端にいるかわいそうなホームレスの人々、病棟で苦しんでいる人々、刑務所にいる希望のない人々の中にもいらっしゃいます。
二つ目の学んだことは、私達がまわりの人々と神様からも助けをもらうことはいいことです。
イエス様も助けをもらいました。
私達も人々が必要です。
どうぞ皆さん、お互いを愛しましょう。
Let us love one another.

皆さん、今日私達の教会80歳の誕生日におめでとうございます。