2018年4月15日日曜日

復活節第3主日

第一朗読:使徒言行録3・13-15、17-19
第二朗読:一ヨハネ2・1-5a
福音:ルカ24・35-48


皆さん、おはようございます。
先週新しいスケジュールで会えませんでした。
どうですか?大丈夫でしたか?
朴神父は神父になって10年です。
そして、韓国で主任司祭の体験もあったそうです。
優しい楽しい神父だったと思います。
彼は色々日本の言葉だけではなく、文化や、日本人のスピリチュアリティーがまだそれほどわからないので、みんなで協力していきましょう。
私も韓国で神父の勉強をしましたので、日本と違うことは理解します。
初めて私も室蘭で神父の仕事を始めた時も、少し難しかったです。
来週22日は世界召命祈願の日です。
どうぞ皆さん、教会のニーズを満たすために、足りない神父の召命、シスターの召命、ブラザーの召命、信者の召命を溢れるために、皆さんで祈りましょう。
教会の召命の運動は時代によって違いますね。
私の時代は若い時にケネディー大統領はカトリック信者として大統領になりましたので、アメリカのカトリック教会に大きな力を与えました。
私たち信者たちは高いプライドを持っていました。
同時に有名なサウンドオブミュージックの映画が上映されていましたので、若い女性たちは皆、映画のマリアになりたい気持ちになりました。
私のお姉さんは3人いますが、同じ影響を受けました。
しかし、彼女たちはシスターになりかたや、シスターたちの服装を調査しました。
沢山の種類と色がありましたね。
私の小学校の時代はノートルダムのシスターたちが教えてもらいました。
そのシスターたちの被り物は大きい鳥のようでした。
ドアの入り口に入る時に引っ掛かりそうになっていました。
そして、休憩時間にグラウンドで遊んでいると、シスターたちの被り物は強い風が吹くと飛んでいきそうになるので、頭を押さえていました。
偶然ですが、この時、テレビで優しく素晴らしいシスターのテレビドラマが放送されていました。
番組の名前は「フライング・ナン(Flying Nun)」でした。
ドラマの中で困った人がいるときに、彼女は外に出てスパーマンみたいに飛びました。
私も自分のお姉さんたちの影響で神父になりたいと思いました。
私も男性の修道者たちの服を調べました。
その中で、トラピスト修道者の服が好きになりました。
なぜなら、その時代、十字軍の映画も上映されていて、その十字軍たちの服とトラピストの服が似ているので、私も十字軍の神父になりたいと思いました。
若いケンちゃんはちょっとクレイジーボーイでしたね。
バチカン第二公会議が終わってから、一つの時代が終わり変化しました。
特にアメリカの場合、シスターたちの服が前よりシンプルに変わりました。
あるシスターたちは、その特別な服をやめて十字架だけつけて任された仕事を行いました。
その時代の精神は、召命は外側からではなく、内面から出てくるものであるといわれました。
私もメリノール神父として、日本に来てちょっと驚きました。
その時代の神父たちが伝統的な神父のカラー(ローマンカラー)を付けないで、ネクタイを付けている神父が5人くらいいました。
今でも、メリノール会でマイレット神父とライアー神父も教区のイベントの時には、ローマンカラーではなく、ネクタイを付けます。
やはり大昔は、教会の司祭、シスター、ブラザー達は、今より着る服を通して、周りの人々に大切な印象を与えることが重要視していました。
何年か前に、看護協会も同じ革命がありました。
皆さんもご存知だと思いますが、ナースキャップが無くなりましたね。
教会の中で誰が神父、シスター、ブラザーかわからないように、病院でも誰が家族か看護師かわかりづらいです。
病院では、その混乱を招かないように、看護師たちの服装が決められています。
アメリカの病院は、ちょっと自由で、特別な病院の服を着てファッションショーのようになるのでネームプレートを見なければ、何の役割かわかりません。
日本も同じ問題があるでしょう。
このことと、今日の福音は何の関係でしょうか?
やはり私たちのキリスト教信者であることを、再認識するために特別な服は必要ありません。
服よりも私たちの生き方、精神、祈りの姿が最も重要です。
面白いことは、イエス様がご復活してから、彼の知り合いの人々の中で、イエスだとすぐにわからない人がいました。
御復活してから、新しい服があったみたいです。
しかし、彼の言葉と傷、祈りの姿、兄弟たちの愛を通して、イエスだとわかりました。
皆さん、イエス様の模範から起き上がりましょう。
私たちは、お御堂の中でカトリックの存在を表すように、教会を出てもカトリックのアイデンティーを言葉と行いを通して表しましょう。
それは福音宣教です。
仕事場、学校、ショッピングの時も周りの人々が私たちに会うチャンスですね。
福音宣教のチャンスですね。
私たち信者の召命は会う人々に、愛を通して希望を与えることです。
その中で、「あなたに平和がありますように」という挨拶は、カトリック信者にとって特徴的な挨拶です。
どうぞ皆さん、イースターの喜びの雰囲気の中で、私たちの尊い召命を改めて感じましょう。
イエス様と同じような人間性の生活を実践しましょう。